千玄室さん
ロータリーとは何か?とよく聞かれます。大分RCに入会して9年目になりますが、この7月から会長を仰せつかり半年が経ちました。
毎回の例会で卓話をしますが、この半年で考えたロータリーとは?という疑問に私なりに考えたことをお話します。
ロータリーの友2月号に、千玄室さんの講和が載っていました。茶道の裏千家15代家元であり、京都RCの名誉会員、今年満100歳になられます。
初代家元、千利休が500年前に織田信長、豊臣秀吉にお茶を教え、武を持った人には文が必要と説いています。【文とは、人を造るもの、自分の生活を通じて人格や教養を高めてゆくもの】とあります。文武両道と言われますね。職業奉仕と文化の向上を目指すロータリーの真髄と共通していると思います。
また、職業奉仕とは、その人の職業が、天から与えられた職業であり、その使命、リーダーシップをもって仕事をしているかを考えながら実践してゆくことであるとも言っています。
ロータリーの創始者 Paul Harris は奉仕ということについて、その真の意味を探し、手を差し伸べて行く実践をしなければならないと言っています。
一人一人が I serve の精神をもって行動し、一人で出来ない事もクラブ会員みんなで実行する行動力をもって社会に奉仕することが大切であると述べています。
ロータリーの公式評語には One profits most who serves best =最もよく奉仕する者 最も多く報われる とあります。
奉仕とは、施しや恵みではなく文化の向上に貢献する事であると思います。
ロータリーはご飯を食べて、お話をするだけの集まりではありません。自分を磨く場所、心を磨き、親睦の絆を作り、手を繋ぎあって社会文化の向上に向かって行動する団体であります。
今年度の標語のとおり、寛容の精神をもって会員どうしが理解を深め、世の中の文化向上に貢献するロータリアンとなるように努力を続けましょう。
本日はクリスマス家族例会です。皆さんで楽しい夜を過ごしましょう。
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