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2017.08.04 会長の時間
大分ロータリークラブ 会長 麻生 益直

“ 杜氏制度について ”

酒造りの職人のことを蔵人と呼びます。そしてその頭を杜氏と呼びます。大工の棟梁と同じ意味です。蔵人の生まれる地域は全国各地にあり、いまでも杜氏組合として存在しています。参考資料(配布)を用意いたしました。

九州で有名な地域は柳川杜氏と小値賀杜氏で、我が社の杜氏は小値賀の流れを汲んでいます。今でも大半の酒蔵は製造の時期だけ季節工として杜氏が率いる蔵人を雇用しています。いわゆる出稼ぎ労働者で、10月から3月の半年間蔵に入ります。4月から9月にかけては実家で農業や漁業を行っています。

「今年の造りは500石だから蔵人何人連れてきて欲しい」ちょうど今頃、呑み切の時期に杜氏が酒蔵に来て社長と打ち合わせをしています。謂わば労働組合の賃金交渉みたいなものです。私の知り合いの滋賀県の蔵では十年以上来ていた杜氏が突然、来年から来ません。ということが最近ありました。これはスカウトです。大手の酒蔵からの引き抜きです。石川県の能登杜氏は別名渡り杜氏とも言われ、そうした杜氏が多いと聞きます。地域的に北に新潟、地元は北陸、南に行けば灘・伏見と酒どころがあるからかもしれません。

逆に東北の南部杜氏は親子二代にわたって一つの蔵に勤めていると言われています。

我が社は父の考えで、この杜氏制度はいずれなくなる、地元の人の雇用を増やすことを考え季節工から年間雇用に切り替えました。昭和43年のことです。それまで親子二代で小値賀から来ていた近藤杜氏だけを一人残し残り全ての蔵人を切り地元の人間に切り替えました。80歳まで勤めた近藤杜氏も9年前に引退し地元出身で酒蔵経験40年の堀が杜氏となりこの7年間で6回の金賞を受賞し実力も本物となりました。八鹿の酒は安泰ですのでご安心ください。

先週のがっちりマンデーで最近騒がれている山口県の酒、獺祭が取り上げられていました。素人の人間だけで酒造りを行っている蔵です。データ情報管理を行いITで匠の技を極めると言っています。これが正しいかどうかは私には判りませんが私はそのやり方は致しません。

 
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