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2020.2.18 会長の時間
三又会長

皆さんこんにちは。先程東京から無事に帰ってまいりました。

さて、本日は先程歌いましたロータリーソング『奉仕の理想』についてお話したいと思います。例会で歌うロータリーソングは世界に200近い曲があるようですが我々が良く歌うのは、我らの生業、奉仕の理想、それでこそロータリー、手に手つないで、事にあたりて「四つのテストの歌」、そして、1年に1回ぐらいしか歌わないので馴染みが有りませんが『日も風も星も』などがあります。そもそもこのロータリーソングを歌う風習は1907年シカゴから始まりました。当時のシカゴRCでは親睦派と奉仕強調派との間で大論争が起きてギスギスし、クラブが崩壊寸前でした。その時にクラブの雰囲気を和らげようと会員のハリーグラスが音頭をとって歌い出したのが始まりのようです。当時は当然ロータリーソングなどありませんでしたので、民謡や当時の流行りの歌を歌っていたようです。先程歌いました『奉仕の理想』は初めての日本語のオリジナルのロータリーソングの1つです。

35年に(昭和10年)第7回第70地区年次大会(京都)を記念して募集され、4作品の歌が当選されています。募集された多くの曲からこの奉仕の理想が決まったわけですが、当初の1位の曲は「旅は道づれ」と言う曲でした。「最もよく奉仕する者、最も多く報いられる」というロータリー・モットーに通じていると言う事で採用されましたが、作曲の1部に盗作があったため、後に失格となり2位だった『奉仕の理想』が繰り上がって採用されたようです。今日本で良く歌われています『奉仕の理想』『我らの生業』ですが、この『我らの生業』は平和と親睦の目的に向かってクラブ奉仕、職業奉仕、社会奉仕、国際奉仕、の当時の四大部門を通じて努力するという内容で特に職業奉仕の重要性が強く歌われていますし、『奉仕の理想』も内容は似ていますが自己の職業を通じて世のために人のためになるように、世界平和が永遠に続く事を願望している歌詞となっています。皆さんは少しだけこの『奉仕の理想』の歌詞の2行目『御国に捧げん』に違和感はありませんか?私も1番初めにこの歌を歌った時に、何だか軍歌の様な感じがしていましたし、ロータリーの思想と相容いれないなと思っていました。調べたところによりますとこの部分は作詞をした京都RCの前田さんの原稿は『御国に捧げん』ではなく『世界に捧げん』だったようです。しかし当時のガバナーが国粋を持った方のようで『世界に捧げん』を『御国に捧げん』にしないと当選無効と宣言し、作詞家の前田さんは泣く泣く承諾したようです。前田さんは後に自分が亡くなる前に『もしできるのであればいつの日か原稿の『世界に捧げん』としてもらえるのであれば有難いと遺言されたようです。

当時アメリカ由来のロータリーに世間の冷たい目が向けられようとしていた時代に、ロータリーの組織を守るための苦肉の策だったのではと言われているようです。実際にこの『奉仕の理想』が昭和10年に発表された5年後、日本のロータリークラブは国際ロータリーから脱退し、解散を余儀なくされることとなりました。そうしたロータリー苦難の時代を耐え抜いたこの歌の歴史は尊重しなければなりませんが、『御国』の部分は『世界』でも、『地域』でも、『社会』でも良いのではと思うのは私だけでしょうか。

本日も例会に沢山の出席を頂きましてありがとうございます。

 
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